猛暑と台風の間を縫って、ソジテツ®ファシリテーター養成基礎講座(3期)を開催しました。
講座や対話、ワークショップの2日と、ファシリテーション練習2日の計4日を終え、今回あらたにプラクティショナーとして活動できるようになった方々は4名。みなさま、大変おつかれさまでした。ご参加をありがとうございました!

ソジテツ®シリーズは、テツラボの掲げる『みんなの自然体をエンパワーする』=D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)実現のための代表選手となるツールです。
「これはダメ、これが原因、こうしてはいけない」という批判的ロジック“のみ”では、誰もが自分らしく生きられる社会やコミュニティには到達できないはず。「どういう考え方や対話をしたら、人は共存共栄できるだろう」という解決的・創造的な在り方に全力で目を向けています。
創造的な在り方でインクルーシブな世界を目指したとき、ゴールにも道筋にも決まったひとつの正解はありません。
よって、ファシリテーター自身も、決して「先生・専門家」になることなく、ワークショップでは自分も多様性の一部として自分らしくありながら、インクルーシブな対話と気づきの場を作るあり方、考え続ける・取り組み続ける姿勢が要求されます。
今回、養成講座では初めて新大学生のインターン生が参加されました。3月に高校を卒業し、9月からイギリスの名門大学へ進学予定の方です。ダイバーシティや持続可能な社会というテーマに興味があり、ぜひソジテツからD&Iを学びたいと、渡英前に泊りがけで参加してくださいました。
インクルーシブな場ってどんなものだろう…? 逆に疎外感を感じる状況ってどれくらいある? 個々が「受け容れられている」「自分らしくいられる」はどの立場からどうやって実現させていく? どう連携できる? …といったワークショップの部分も、今回から一層しっかりと設定しました。多様な方がそれぞれの見地から同じ「インクルージョン」を目指して広く深くアイデア出し、対話をしていた空間が、まさにD&Iの縮図のような素敵な場でした。
本講座はこれまでソーシャルワークなどプロフェッショナルな大人のご参加がほとんどだったのですが、これからの世の中のことを真剣に考え、海外に学びにいく学生さんが、ソジテツに価値を感じて学びの場に飛び込んでくださったおかげで、主催者も、プロのみなさんからも、面白い、刺激がすごい!という感想が頻発する時間でした。
インターン生Aさんをご紹介くださったYさんも、2期にソジテツ®プラクティショナーとなりましたが、現在アメリカで社会課題を解決するための大学院に通っていらっしゃいます。予期せず、プラクティショナーが三か国にいるという状態になりました。そして、海外勢と同じくらいの熱量で参加し、少しも妥協することなく、できるだけたくさんのことをインプット・アウトプットしようと全霊でご参加くださったプロフェッショナルのみなさん、みなさまのおかげで本当に多様で豊かな時間を共創することができました。心から感謝いたします。
全日程を終えて、テーブルでのワークを独り立ちできるようになったみなさん、それぞれ「〇〇なファシリテーター」といった個性的なキャッチコピーをつけ、自分らしさを大事にして活動していただきます。現在プロフィールを準備中で、数日内に掲載をし、主催ワークショップ情報も広報していきますので、ぜひご覧+ご参加いただければ幸いです。
また、次回のファシリテーター養成基礎講座は11月に開催されます。ご興味をお持ちの方、詳細ご覧の上ご検討ください。
Comments